高校、大学の受験生の親御さんは健康はもちろんお子さまの睡眠時間だと思います。深い眠りを得る睡眠時間は受験生にとっても大事なこと。
高校受験や大学受験で頑張っている子供の「睡眠の質」を上げながら睡眠時間を減らさずに成績アップが図れると理想的ですよね。
睡眠時間が不足してしまうと、健康への影響もありますからね。受験生のお子様を育てている真っ最中の親御さんは心配ですね。
高校受験、大学受験と最近の子供たちにとっては大変ストレスになることが増えていますよね。
これから高校や大学の受験勉強で学習塾通いもありますので、家族全員でできるだけ朝型生活の習慣をつけましょう。
そのためにはご両親も早寝早起きの生活習慣にする必要性がありますよね。もしお母さんが睡眠不足で悩んでいれば必ずお子様への影響がありますからね。
お母様の睡眠不足の解消はしっかりと休息を実感できる状態にしておきましょう。そこで健康面や学習面を踏まて、受験生の理想の睡眠時間を知っておきましょう。
「睡眠の質を上げる」受験生の理想睡眠時間と特徴。
中学生、高校生になると学校のクラブ活動も盛んになります。運動部に入っている子どもは、大会が近づくにつれ毎日練習で帰宅時間も遅くなります。
理想睡眠時間は10時間前後が良いといわれています。しかし、近年子供の睡眠不足が大変問題になっています。
特に10代思春期を迎える年代の子供達は夜更かしをする習慣が増えていますよね。発育にも影響するため、なるべく規則正しい生活リズムは子供の頃からつけたいものです。
まだ先の事と思わずに規則正しい生活習慣を身に付けさせて下さい。運動量が増える中学生になると、夕方に昼寝をする子供が増える特徴がありますよね。
しかし昼寝はあくまでの一時的な休息。長く昼寝をすると夜更かしの原因になり、悪循環を繰り返してしまいます。
また平日は学校や塾、クラブ活動で忙しい為十分な睡眠がとれず、週末になると寝だめをする習慣もついてしまいます。
睡眠パターンを維持するためには、週末も規則正しく早寝早起きしましょう。
中学生の睡眠時間はそれぞれの生活環境でも異なりますが、昔に比べると夜型の子供が激増していますよね。
睡眠不足は子供の発育にはとても重要な事なのです。
睡眠理想時間は?
中学生の理想の睡眠時間は8時間~9時間といわれています。朝起きて準備をするには、起床時間は6時か7時ごろが理想ですよね。
そのためには夜は22時前後には寝ないといけません。
しかし統計によると中学生の就寝時間は夜11時となっており、学年が上がるごとに寝る時間も遅くなる傾向があります。
高校生になると就寝時間は深夜を過ぎ、さらに睡眠不足は問題になりますよね。
この理想の睡眠時間はあくまでも参考ですが、子供は寝ている間の成長ホルモンの分泌が発育にとても大切な役割を持っています。
その為、遅くても中学生は10時までに寝ることが大切。
家族のサポートも必要になりますので、子供の発育のためには親の生活改善も必要になりますね。
睡眠不足は学力にも影響。
中学生の睡眠時間が減ってしまうのは、小学生の時よりも勉強する時間が増えたり、スマホやパソコン、ゲームで遊ぶ時間も多くなることが原因の一つです。
SNSでいつまでも友達とコミュニケーションをとっていると、アッという間に深夜になってしまうことも。
睡眠時間が減ってしまうと、日中に眠たくなります。すると学校の授業に集中できなくなりテストの結果も悪くなってしまいます。
さらに勉強した事が睡眠中に脳の中で記憶として定着しなくなり、なかなか学力アップにもつながりません。
睡眠不足は筋肉の疲労回復だけでなく、発育中の子供には脳のメンテナンスとしても大切な時間なのです。
生活習慣が原因で睡眠が削られてしまうと、体調不良だけでなく脳の働きにも影響してしまいます。
睡眠不足は精神面でも悪影響。
夜暗くなると脳内で分泌されるメラトニンは、睡眠を促す神経伝達物質です。
メラトニンには子供の成熟を抑制する働きがあり、睡眠をしっかりとる子供のほうが思春期を迎えるのが遅くなり、体の発育が活発になるといわれています。
子供の成熟は体と心のバランスが釣り合わないと精神的な不安にもなり、子供のうつ病や対人関係にも悪影響となってしまうのです。
また睡眠不足になると交感神経が優勢になるため、イライラしたり感情的になることも。このような精神状態は思春期を迎える子供には大変危険なのです。
そこで理想的な快眠をするためには、体の発育に合わせて寝具を選ぶ事も大切なポイント。
またメリハリがでるように早寝早起きを心がけ、健康的な栄養バランスがとれた食生活も意識しましょう。
理想睡眠時間と勉強の関係。
睡眠時間が短いと学習力の低下につながるといわれていますが、この理由は睡眠中の脳の働きが関係しています。
私達の脳はぐっすりと体が休息している間も働いています。勉強の効果を上げる為にも睡眠中に脳が行う情報処理力がとても重要なのです。
この働きをするのがノンレム睡眠です。
勉強をした内容を記憶として定着させる処理を行い、不要な記憶を排除する働きがあります。
それとは逆にレム睡眠では出来事の記憶を定着させる働きがあるため、脳の中で日記を書くような機能を持っています。
そのため睡眠時間が3時間程度の場合は学習した情報を定着させるノンレム睡眠が少なくなるため、
日中一生懸命勉強したことも記憶の中には残らない場合が多くなってしまう特徴があります。
睡眠時間は減らすと勉強には悪影響。
理想的な勉強をするには睡眠時間が大切です。
頭が良い人は毎日寝ずに勉強するのでなく、効率的な勉強方法と規則正しい生活習慣を続けているといわれています。
睡眠時間が短くなると、脳内での記憶の整理が正常に行われない為、頑張っておぼえた数式や英単語も時間の無駄になります。
また仕事で新しく習った事も睡眠不足ではなかなか身につかないのです。
理想的な勉強をする為には、脳内のメンテナンスの時間が欠かせません。
昼間起きている間は脳が覚醒している状態で、色々な情報を吸収しやすくなっています。
ですので、得た情報を脳内に定着させる為には貴重な睡眠時間が必要なのです。
特に成長ホルモンが活発になる深夜10時から2時までの間は、体の細胞も活発になり記憶力や思考力を高めるメリットになります。
睡眠時間を優先して取って勉強をする。
朝まで寝ずに勉強をしても、翌日昼間に眠くなるとその日一日の学習効果は全く意味がなくなってしまいます。
理想的な勉強方法はまず睡眠時間を優先して計画をたてることです。
私たちの脳では集中力が続くのは約1時間半程度といわれています。
そのためだらだらと夜中まで勉強をしていても、すべてが脳内に記憶として定着するワケではありません。
それよりも規則正しい生活を優先して早寝早起きすることが効率的な勉強方法として重要なのです。
さらに勉強時間を限定することで、集中力を高めることができますので勉強も睡眠もどちらも質を高める効果がありますよね。
睡眠時間を減らすことは健康にも負担になります。特に試験前などの大切な時は、体調を整えることが大切です。
睡眠を削ってまでも勉強をするのは、期待したほどメリットがないのです。睡眠時間と勉強時間は上手にバランスを取ながら、生活リズムを整えましょう。
寝ている間の脳の働きは想像以上に学力アップに影響しています。成績アップのためには早寝をまず心がけましょう。
しかし、睡眠障害の問題を抱えている大人も最近とても増えています。心身共に疲れが抜けない時は医療機関で相談して下さいね。
⇒アラプラス深い眠りは「睡眠の質」を良くしてくれるのか?。その評判と口コミは?
まとめ。
日本の受験生の睡眠時間は海外に比べると少ない特徴があります。欧米人の子供のほうが体格が良いのは睡眠時間が関係しているのかもしれませんね。
子供の生活環境はそれを囲む大人にも責任がありますので、家族みんなで睡眠の質を向上させる生活習慣を意識してみましょう。
睡眠は健康にとっても大事です。家族全員で早寝早起きの習慣を!!
いかがでしたか?睡眠不足は学力低下の要因なのです。お子様の健康状態を保つのは親の責任です。
もしお母さまが重度の睡眠不足で悩んでいる場合は先ずは「お医者さん」に相談して下さい。
もし精神的なストレスで軽度であればサプリメントなどで改善することをお薦めします。
上質な睡眠で健康家族を。